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資料◆ゑいふ宛蕪村書簡

 京都の「美術商 村山」「山本美術店」「衆星堂」の書画・古書籍販売合同目録『清興』(第6号、2010.3.15)に蕪村書簡が出ていた。私見では真贋の度合いは70点くらいで、蕪村真筆かその写しの可能性が高い。しかし内容・用件に魅力はない。

■日付 「文月朔」日
■宛先 「ゑいふ」宛
■寸法 「本紙巾18×竪15.6㎝ 総丈巾41.3×竪107㎝」
■保存 箱入
■価格 1,200,000円
■本文
おくのほそみち又望人/有之したゝめ候 急ニ浪花へ/下シ申候故、御めニかけ申候 是ハ/其蜩翁御らん被成度よし/かねて承候故 御めニかけ申候/乍御面倒御達可被下候/表粧いまた出来いたさぬ/巻物ニ候間 もめ申さぬ/様ニ御取扱ひ可被下候/以上/文月朔 夜半/ゑいふ様

〔ゑいふ〕 嬰夫か。そうなら、安永六年(1777)の「歳旦を」歌仙」(『夜半楽』所収)、安永八年(一七七九)「笈脱だ」歌仙(杜口ほか編『二人連』)に同座する。蕪村晩年の門弟で、杜口とも近い京都の住人であろうが、詳細未詳。

〔其蜩翁〕 俳人。宝永五年(一七〇八)生。神沢杜口。本名は貞幹。其蜩は別号。京都町奉行与力。四十四歳で致仕。その後は文事に遊び、『翁草』二百巻を完成。蕪村の文章「葛の翁図賛」は安永九年(一七八〇)、其蜩翁の古稀祝賀に染筆した佳品。寛政七年(一七九五)、八十六歳没。
Commented by nao at 2010-03-27 16:28 x
先日は有難うございました!
とても歌がお上手だと思ったら、それもそのはず
俳人でいらっしゃったんですね。
また再会できるのを楽しみにしています。
by bashomeeting | 2010-03-22 21:57 | Comments(1)

芭蕉会議、谷地海紅のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。


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