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同感◆詩は無名がいい  飯田龍太

 俳句は、本来、名を求める文芸様式ではないのだ。作品が愛誦されたら、もう作者は誰でもいい。ただ、その句に近づくには、私のささやかな経験では、まず名を求めて懸命に努め、いつかその目的と結果を忘れ去った時、生まれるような気がする。これこそ俳句の醍醐味と私は思いたい。
                  ―飯田龍太「詩は無名がいい」より―

 詩や小説を書き始めて、その先に未来を描いていた若いころには許せなかったが、今ならわかる意見のひとつに、龍太氏のこの文章がある。昭和四十六年三月二十日の『毎日新聞』に寄せた短文であるが、ボクは『現代俳句集成』別巻二〔現代俳論集〕(昭和58.8、河出書房新社)によって読んだ。
by bashomeeting | 2010-06-14 20:57 | Comments(0)

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