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客観写生とは何か◆絶景にむかう時は、うばはれて叶はず

 芭蕉の「絶景にむかう時は、うばはれて叶はず」(三冊子)という言葉はよく知られている。しかし、これを近代にいう写生論として読むべきであると主張する人はほとんどいない。だから言う。写生とか、客観写生という姿勢が意味することは、作品の中に自分という心を失わない態度である。自分が主役になっている句を写生句とか客観写生句というのだ。絶景に心が奪われている状態は写生ができていないのである。

   ひつぱれる糸まつすぐや甲虫   素十
by bashomeeting | 2011-07-21 07:56 | Comments(0)

芭蕉会議、谷地海紅のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。


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