はじめての連句―基礎演習23
2012年 01月 18日
夕闇や焚火を囲む友の花 洋平
あられ降りつつ時の過ぎゆく 翔一
ぴゅうぴゅうと北風はただぴゅうぴゅうと 裕太
乾いてさけた赤いくちびる 香穂
月明かり白い歯みせて微笑んで 瞳
紅葉一枚残る階段 拓
鈴虫と電話の声が重なりぬ 早紀
揺れる茶柱倒さぬように 鍛
団子屋に寄って意中の人に遭う 沙樹
レモンのようなキスという嘘 執筆
平成二十四年一月十七日了 於基礎演習 海紅捌
連衆 今宮洋平・加藤翔一・松橋裕太・前田香穂・佐野瞳・小田切拓・新鍋早紀・氏浦鍛・松本沙樹ほか全受講者