えんぶりの舞
2012年 02月 04日
読み進めると、平成十六年から、篝火の中で解説を聞きながら見ることができる「お庭えんぶり」も行なわれて、観客は甘酒や「せんべい汁」をすすりながら、お大尽さま気分で、春を告げる舞を味わう、とある。昨年の日本心理学会でS先生が、八戸のB級グルメと言いながらくれた「せんべい汁」に急に親しみを深くした。祭りの日は今年も仕事でどこにも出かけられないが、いただいた「せんべい汁」は、実は冬場に食べようと思って、まだ仕舞い込んであるので、近いうちに味わって、雪深い八戸に思いをはせてみようと思う。
異次元へつづく扉や大枯野 千嘉子(『朳囃子』)