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御蔭とよべる道

御蔭とは神仏のたすけのことであった。いま神仏の部分はうすめられ、恩恵とか影響という意味に留まっている。震災を神仏のたすけなどという人はいない。あくまでも地震の災害である。災害は被害である。だが、時が過ぎるにつれて、その影響は今以上に多方面におよぶであろう。とすれば、その影響のなかには恩恵と呼べるものも含まれるはずである。神仏のいない時代でも、だから御蔭と呼んで感謝すべき領域はあるにちがいない。悲しんで、泣いたあと、やはりボクらは歩くことになる、御蔭とよべる道をさがして。

 なんか青臭いメッセージソングみたいで、身の毛立つけれど、のちのために残す。


  百姓の待ちたる雨や貝割菜     永松西瓜
by bashomeeting | 2012-09-17 06:18 | Comments(0)

芭蕉会議、谷地海紅のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。


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