初めての連句◆俳諧ゼミ(2年)
2013年 01月 14日
木枯や遠吠えのごと木々揺らし 周
家路を急ぐ咳(しはぶき)の音 淑恵
二人して霜焼けの手をさすりつつ 愛里
ドアを開ければ洗濯機の音 彩織
バスタオル干しつつ仰ぐほぼろ月 千夏
落花といふは閑かなるもの 翔太
付句作者(出勝ち)
小嶋周・柴淑恵・大木愛里・福田彩織・大沢千夏・高瀬翔太
捌き 小嶋周
兎チーム「木枯や」表六句
木枯や吹かるる我も葉に同じ 友博
ねてもさめても冬山の景 帆波
鼻の穴転がり落つる雪だるま 雄登
みたらし団子誰かが言つた 友博
見上げると月の兎がお餅つき 友香
秋刀魚塩焼き私を誘ふ 千陽
付句作者(出勝ち)
杉田友博・佐藤帆波・今井雄登・中村友香・柚原千陽
捌き 杉田友博
羊チーム「木枯や」表六句
凩や目覚まし鳴つたの気がつかず 千明
毛布のぬくもり二度寝を誘ふ 響
束の間の小春日和に誘はれて 友里江
部屋を抜け出しぶらぶらぶらと 千明
一日の疲れを癒す月明かり 健太
私はいつも食欲の秋 貴弘
付句作者(出勝ち)
諏訪千明・三塚響・松村友里江・石田健太・勝野貴弘
捌き 松村友里江