二月十八日(月)と十九日(火)の一泊二日の予定で熱海へ。天候は終日雨。大学院受講生が企画したゼミの打ち上げ研修で、二日をかけて凌寒荘(西山町、佐佐木信綱旧居)、起雲閣(昭和町、根津嘉一郎・内田信也別邸のち旅館)、熱海梅園(梅園町、中山晋平記念館・芭蕉句碑)、そして五十猛命(イタケルノミコト)・日本武尊・素盞嗚の子である大穴牟遅神(大己貴命→大国主命)を祀る来宮神社(西山町)をめぐる予定であった。だが、最初の凌寒荘で山内千恵子さん、松井千也子さん姉妹に手厚いもてなしを受けているうちに高熱が出て、夕食もそこそこに国際医療福祉大学熱海病院へ。インフルという診断であった。翌朝仲間を置き去りに一人帰宅。
熱海市文化交流課のOさんが駆けつけてくれたり、熱海新聞のFさんが取材に来ていて、その記事が翌日の新聞に掲載され、体調不良のなさけない顔写真が出回ってしまった。「凌寒荘で発熱す」ナンチャッテ、洒落にならない探梅になったが、途中で引き返すという旅も味わい深いものである。
白梅に雨強ければ去り難し 海紅