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ATAMI affectionⅣ◆五絶 梅花  王安石

  梅花    王安石

牆角数枝梅  牆角数枝の梅
凌寒独自開  寒を凌いで独り自づから開く
遥知不是雪  遥かに知る是れ雪ならざるを
為有暗香来  暗香有りて来たるが為なり


【解題】出典不知。いま便宜的に簡野道明講述『和漢名詩類選評釋』(大正3・10月、明治書院)による。王安石は北宋の政治家、文章家で詩人。牆角(シヨウカク)の牆は垣に同じ。枝は本、つまり数枝は数本。暗香はどこからともなく漂う香り。主題は梅花に託して詠まれた君子の志操堅固。遠くからでもそれとわかる梅香をとらえて、梅花の雪に似て非なることを説き、君子の孤影を称える。ちなみに、凌寒荘は徳富蘇峰の命名とのことであった。
by bashomeeting | 2013-03-04 10:01 | Comments(0)

芭蕉会議、谷地海紅のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。


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