三月三十日(土)、運よく宿がとれたので、熱海へ一泊二日で花の旅へ出かけた。二月半ばに出かけた探梅の熱海行は、初日にインフルに罹って一人リタイアしたので、その時間を取り戻す旅である。デパチカの「おこわ米八」で桜おこわ弁当を買って、電車でbrunch。熱海駅からバスで熱海港へゆき、そこから船で初島へ。時計と反対回りに島を廻って熱海にもどり宿泊。島めぐりの途中で食した新鮮な烏賊の味が忘れられない。二日目は来宮の大楠を拝し、海岸線を歩いて熱海駅へ。「旅」と刷り込んである干物屋アオキの紙袋がほしくて、えぼ鯛を奮発して帰途についた。
あてもなく出でて落花に間に合ひし 海紅