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梅雨晴れ間◆吹き来る風が私に云ふ

 中也の「帰郷」(『山羊の歌』)という詩は、「柱も庭も乾いてゐる/今日は好い天気だ/縁の下では蜘蛛の巣が/心細さうに揺れてゐる」と始まり、「あゝ おまへはなにをして来たのだと・・・・・/吹き来る風が私に云ふ」と結ばれていたはず。可もなく不可もない内容だと思いながらも、なんとなく詞章を覚えているのだから、十代のころにはそれなりにカブレテイタのだろうし、そのころ買った単行本も、探せば書棚のどこかにホコリをかぶっているのかもしれない。

 あゝ おまへはなにをして来たのだと・・・・・、吹き来る風が私に云ふ

 昨日はこれを念仏のように唱えているだけで、一日が過ぎてしまった。


  サラ・ヴォーン くちずさみつつ草を引く   海 紅
Commented by 千年 at 2013-06-15 16:50 x
夏草をすかされましたサラ・ヴォーン
by bashomeeting | 2013-06-10 02:40 | Comments(1)

芭蕉会議、谷地海紅のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。


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