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海紅山房日誌

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芭蕉会議、谷地海紅のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。

第24回黒羽芭蕉の里全国俳句大会Ⅴ◆ホテル花月の瓦せんべい

 「松尾芭蕉翁が黒羽に残した10句を焼印」(ホテル花月)した煎餅。品名に「おくのほそ道/芭蕉旅日記/くろばね句碑めぐり」とあり、煎餅の箱には栞が入っていて、次の十一句が日を追って説明されている。その記事をなるべく忠実に写してみよう。ちなみに、煎餅は「汗の香に衣ふるはん行者堂」を除く十枚。

◆五月二十一日(新暦)
矢板から日光北街道を黒羽に到着する途中、小姫「かさね」と出会う。宿泊=翠桃(鹿子畑豊明)邸
  かさねとは八重撫子の名なるべし 曽良【句碑:西教寺】

◆五月二十二日(新暦)
翠桃邸でゆっくり、今日は桃雪さんのお招きを受ける。宿泊=桃雪(浄法寺高勝)邸
  山も庭も動き入るるや夏座敷 芭蕉【句碑:浄法寺桃雪邸跡】
○谷地注、正しくは「秋鴉主人の佳景に対す/山も庭にうごきいるゝや夏ざしき」(『曽良旅日記』俳諧書留)。

◆五月二十三日(新暦)
今日は江戸で修行した禅の師である仏頂和尚ゆかりの雲巌寺を訪ねる。宿泊=桃雪邸
  木啄も庵はやぶらず夏木立 芭蕉【句碑:東山雲巌寺】

◆五月二十四日(新暦)
朝から雨天、数日続きそうなのでゆっくり過ごす。宿泊=桃雪邸
  行春や鳥啼き魚の目は泪 芭蕉【句碑:芭蕉の道入口】

◆五月二十五日(新暦)
今日も雨、終日静かに過ごす。宿泊=桃雪邸
  田や麦や中にも夏のほとゝぎす 芭蕉【句碑:芭蕉の道の途中】

◆五月二十六日(新暦)
又、終日雨、ゆっくり一日世話になる。宿泊=桃雪邸
  鶴鳴くや其声に芭蕉やれぬべし 芭蕉【句碑:芭蕉の広場】

◆五月二十七日(新暦)
雨。修験光明寺に出掛ける。宿泊=桃雪邸
  夏山に足駄を拝む首途哉 芭蕉【句碑:修験光明寺跡】
  汗の香に衣ふるはん行者堂

◆五月二十八日(新暦)
久々に晴れ。近くを散歩する。宿泊=桃雪邸

◆五月二十九日(新暦)
又、朝から雨、終日静かに過ごす。宿泊=翠桃邸

◆五月三十日(新暦)
雨やむ、桃雪に誘われ、犬追馬場・玉藻稲荷神社の周辺を歩く。宿泊=翠桃邸
  秣負ふ人を枝折の夏野哉 芭蕉【句碑:玉藻稲荷神社】

◆五月三十一日(新暦)
晴天、金丸八幡宮に参拝する。宿泊=翠桃邸

◆六月一日(新暦)
雨降り、桃雪の見舞いを受ける。歌仙が巻き収められる。宿泊=翠桃邸

◆六月二日(新暦)
雨が止む。桃雪邸を訪問し、黒羽での長逗留で御世話になったお礼を伝える。宿泊=桃雪邸
  今日も又朝日を拝む石の上 歌仙・芭蕉【句碑:明王寺】

◆六月三日(新暦)
晴のち雨。いよいよ旅立ち、那須殺生石方面に行く。宿泊=那須・高久覚左衛門
  野を横に馬牽きむけよほとゝぎす 芭蕉【句碑:光明山常念寺】

芭蕉の旅は那須湯本より芦野、白坂、白河の関へと…
by bashomeeting | 2013-07-01 06:42 | Comments(0)

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