人気ブログランキング | 話題のタグを見る

二番子◆一羽だけの巣立ち

七月二十四日(水)、二番子である一羽のツバメの雛が巣立った。
一羽であるわけは、他の五羽がつぎつぎ死んでしまったからだ。
親は一番子のときと同じく、トンボや羽アリなど、
かいがいしくエサを運んでいたが、
水を運ぶことはできなかった。

巣の中に干上がった、わが子を見とどけて、
不思議そうに首をかしげる、親ツバメの仕種が脳裏を離れない。
一羽、また一羽と干物のように軽くなった亡骸は、
親がつまんで巣の外に捨てるのだろう、
ボクは何日かおきに、床に落ちているそれを片付けた。

草庵の空を、
今朝、九羽のツバメがやかましく舞っている。
あの中に、
亡くなったものたちの分も生きてゆく、
一羽のたくましい子ツバメが雑じっているにちがいない。
暑い七月であった。
by bashomeeting | 2013-07-26 10:05 | Comments(0)

芭蕉会議、谷地海紅のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。


by bashomeeting