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初めての連句◆『おくのほそ道』スクーリングⅡ

 以下はスクーリングで教材にした芭蕉発句による連句である。未完をよいことに、学習として受講生に継いでもらった。作者名の陽子以降がそれである。

文月や」二十句
    直江津ニて
文月や六日も常の夜には似ず        ばせを
露をのせたる桐の一葉     石塚喜衛門 左 栗
朝霧に食焼烟立分て             曽 良
蜑の小舟をはせ上る磯        聴信寺 眠 鴎
烏啼むかふに山を見ざりけり   石塚善四郎 此 竹
松の木間より續く供やり          同源助 布 嚢
夕嵐庭吹払ふ石の塵         佐藤元仙 右 雪
たらい取巻賤が行水               筆
思ひかけぬ筧をつたふ鳥一ツ         左 栗
きぬぎぬの場に起もなをらず           曽 良
数々に恨の品の指つぎて           義 年
鏡に移す我がわらひがほ           翁
あけはなれあさ氣は月の色薄く        左 栗
鹿引て來る犬のにくさよ            右 雪
きぬたうつすべさへ知らぬ墨衣        眠 鴎
たつた二人リの山本の庵           左 栗
華の吟其まゝ暮て星かぞふ          義 年
蝶の羽おしむ蝋燭の影            右 雪
春雨は髪剃兒の泪にて            芭 蕉
香は色々に人々の文             曽 良
初時雨生きていたなら十八と         陽 子
蕎麦をすすりて温め酒して          松 江
荒海に耐へたる魚のほの甘く        壽代
指送りしてメール熟読            弘 美
すれ違ふコロン懐かし足をとめ      弘 美
by bashomeeting | 2013-09-04 10:50 | Comments(0)

芭蕉会議、谷地海紅のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。


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