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連句概論◆はじめての連句の満尾を喜ぶ(無花果句会)

はじめての連句満尾を謹んでお祝い申し上げます。率直に申し上げて、満尾を予想していませんでした。それが成し遂げられた理由は連衆諸兄姉御指摘の通りで、篤実な大久保風子捌きにあります。

連句は七割がた捌き手のものであり、連衆のものではありません。連衆の愉しみは捌き手の指導で己が精神を活性化してもらう点にあります。捌き手の捌きに導かれて、ワタシハ、ワタシハという十九世紀的な小我を洗い落とす点にあります。

それが出来た最大の理由は、平生の自分の俳句をけっしてすぐれたものとは思っていない謙虚さと、連衆各自が蓄積してきた知性にあると思います。その連衆の一人として、風雅に遊ばせていただきましたことに、心底より感謝いたします。

▶▶▶無花果句会は昭和二十一年(一九四六)、作家青木(井本)健作(井本兀山人)が〈終戦直後の一般的な虚脱と混濁のさ中にあって、せめては清純な清水に渇を癒やしたい〉(『無花果』3号、あとがき)と願ってはじめた。歴代庵主は初代井本健作(兀山人)・二代井本農一(茫亭)・三代高藤武馬(馬山人)・四代青木幹生・五代井本商三(田痴)で、平成十九年(二〇〇七)より谷地快一(海紅)が六代目を仰せつかっている。このたび「万緑や恐竜眠る地球館 思案人」を立句としてはじめての「万緑や」歌仙満尾(作品の掲載は別の機会に譲る)。高藤武馬・井本農一、そして青木幹生などと俳諧との関わりを思えば、無花果句会が連句をたしなむのは必然の展開であると思う。
by bashomeeting | 2013-11-04 19:07 | Comments(0)

芭蕉会議、谷地海紅のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。


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