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Bird-eye◆実用書としての『附合てびき蔓』

 蕪村の弟子几董の著に『附合てびき蔓』(天明6成立)という俳諧作法書がある。同門の初心者に向けた付合(連句)の案内書、つまり実用書である。ただし当然のことながら、本書に立項されるテーマのすべては、連歌から俳諧(貞門・談林・蕉風)の歴史を踏まえて、蕪村らに届けられた伝統的な詩論である。よって、俳諧史における『附合てびき蔓』の意義を説くためには芭蕉・宗因・貞徳とさかのぼり、連歌の世界を渉猟する必要がある。遠大なる課題だが、志とはそもそもそのようなもので、芯の強い者に課された仕事である。強くない者はズルクなるばかりで、よい仕事はできない。ボクはその部類であろう。


by bashomeeting | 2014-07-07 07:34 | Comments(0)

芭蕉会議、谷地海紅のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。


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