戦争の放棄Ⅲ◆Wash my back and I'll wash yours.
2015年 09月 17日
独立とは、他者に依存するときは依存して、けっして争わないことである。誰かに教えてほしいのだが、まがりなりにも、それを七十年やってきた国は何もこの島国ばかりではないのではなかろうか。とすれば、戦争放棄とはできない理想でなどなく、持ちこたえている現実なのだ。世界に誇るべきその模範を、みずから捨てようとする為政者の蒙昧を悲しむ。
ところで、国際平和の維持や生活安定のための国際協力をめざしたはずの国際連合はいったい何をしているのか。ものごころがついて以後、学校教育で受けたその理想を、国際連合に感じ取ったことはほとんどない。死に体である、という評価がくだるまえに、大国のエゴを修正する哲学の降誕を心から望んでいる。
そばの花美しければ人貧し 木村 道子
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