よくわかる写生2◆詩歌のちから(古今集仮名序から)
2015年 11月 01日
この前には、乾坤の変と向き合えば誰もが歌を詠むと説いて、次のようにいう「やまとうたは、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。世の中にある人、ことわざしげきものなれば、心に思ふことを、見るもの聞くものにつけて、言ひ出だせるなり。花に鳴く鶯、水に住むかはづの声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける」。芭蕉の言に大きく異なるところはないだろう。
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