坐骨神経痛観察2◆痛みは届かない
2016年 04月 25日
仲春にT君からメールが来て「海紅山房日誌が元旦のままなので、少し心配していた」とある。先便に対するボクの返信に「痛みの推移」「整形外科の限界」などと書いたりしたものだから心配をかけたらしい。
三月某日、「桜には一週間ほど早いけれど」と言ってT君が来山、ひさしぶりに四五時間話し込んだ。そして、ボクの痛みの経緯を聞いたT君の診断は「……そんなに重い症状とは想像しなかった」「……しかしセンセイは幸運です。世間の多くは確証のない施療に二年も三年も費やして、それでも頼れるものに出合えていない。いま聞いた話を書き残して、痛みで困っている人の参考にしてもらうべきだ」というものだった。サプリメントの専門家らしい強い口調だった。
海紅山房日誌は、著名人の自己主張やタレントの自己顕示欲とは無縁で、事実の公表を目的にしていないけれど、時間をみつけて再開しようかと思った。「坐骨庵日記1◆星に祈りを」(2015年 10月 23日)の名を「坐骨神経痛観察」と修正して、以後気ままに綴ることにする。
ひととせを蜷の道とも顧みし 海 紅
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