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姿情を求めて2◆季寄せ

 「題目を」詠むにしろ、「題目で」詠むにしろ、天然の変(自然の出来事)と誠実に向き合うには「四季のことば」を知る必要があります、この集成を「季寄せ」と言います。「俳諧歳時記」もその仲間です。

 人間が「天然の変」をどのように感じてきたかを知るために、これをぜひ用意してください。なお、五月締め切りの兼題(金魚・螢袋)は和歌の時代までさかのぼれる言葉ではありませんが、「季寄せ」を求める際はぜひ和歌の用例から説き起こしているものを選びましょう。納得できるものがない場合は、『古今和歌集』『新古今和歌集』の類を座右に置きましょう。言葉に歴史が与えてきた美学(言葉で現実を美しく切りとるこころ)を持たないと、作品に共鳴することはできないからです。共鳴できない以上、他人に共鳴してもらえる作品を作ることは無理でしょう。逆に、例句はむしろ読まないことをすすめます。 

 ちなみに、前回のB句は「貧乏」を、D句は「流人墓(のあわれ)」を詠んだものでしょう。

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by bashomeeting | 2016-05-10 09:57 | Comments(0)

芭蕉会議、谷地海紅のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。


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