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この人の一首◆奥山酔朴『明日なき今日』渓声出版刊

  確かなる力を試し繰り返し水面蹴りつつ帰りゆく鳥
  満月を掌に載せ観覧車

▶▶本書は書名に冠して「歌文集」とある。短歌・俳句に加え、折々の文章を併せて一冊としたという意味であろう。東日本大震災は多くの人々の人生観を変えたというが、本書も全体にその色合いが読みとれる。平成28年8月20日、渓声出版刊行の迯水叢書第122篇。著者は青森県の人で関東在住。芭蕉会議やそこに至る二十年以上の歴史の証人の一人で、数々の力添えをいただいた。俳句を離れて短歌にしぼっていると聞いていたが、本書を見て俳句も作り続けていることがわかった。そこで、短歌に添えて俳句も一句紹介してみた。感傷的で、心余りて言葉足らぬところを個性とするが、その情の濃さを抑制しているものを選んだ。あまり逢う機会がなくなったので、僭越ながら目指して欲しい道筋を示したつもり。傲慢をおゆるし願いたい。

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by bashomeeting | 2016-08-31 16:16 | Comments(0)

芭蕉会議の谷地海紅(快一)のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。


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