その日は、いつも待ち合わせ場所にしている私の研究室に先生は来なかった。電話も通じないまま、二時間ほど待つうちに不吉な思いが募り、山手線と私鉄を乗り継いで先生の御自宅を訪ねたが、施錠されて人の気配がない。家の中を確かめたいと最寄りの警察に相談したが、家族の承諾がなければ鍵を壊して入ることはできないといわれ、やむなく研究室に戻って放心の態でいたところに先生からの電話が入った。予約していた石巻のホテルに一人でいるといって、待ち合わせを反古にしたことを詫びた。私はすぐに飛び出し、上野から新幹線で宮城へと向かう。今思えばこれが最後の二人旅であった。
夕月や父母亡き今もわが生家 海紅
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