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江岸寺の句碑

  本駒込の江岸寺に、御衣黄(ぎよいこう)という珍しい八重桜があると誘われて出掛けると、御住職は一面識のある方であった。
  本堂に向かって右脇の植え込みに古い句碑があって、読めというから読んで、同行のAさんに書きとめてもらった。碑面は次の通りで、梅翁(西山宗因の俳号)を継ぐ「謄雲庵厄簾」という俳諧師のものとわかるが、「厄」は難読である。江戸談林七世は一陽井素外(文政六年〈1823〉没)だから、その後継。しかし手許の資料で「謄雲庵」の詳細はわからない。

     現 世
  おもしろや月ゆき
   花に渡る世は
       謄 雲 庵
    俳諧談林梅翁八世
            厄 簾
     辞 世
   長々の御世話に
   なりぬ雪月花

  碑陰に「安政五年戊午年十月」とあり、建碑に関わった門人連中の名がある。安政五年は西暦1858年。以上、手控えに書きとどめておく。なお、「長々」の踊り字は平仮名「く」の縦長に見えるものだが、横書きの制約から「々」とした。
by bashomeeting | 2007-04-17 02:43 | Comments(0)

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