いちど連句を壊してみる―その魅力を未来に創造するために―
2008年 01月 11日
卒 業
この冬が過ぎれば卒業だね 海 紅
蜜柑をどうぞ 知 子
駐車場に猫がうずくまっている 菜央子
眠たそうな欠伸 奈 央
お月様の場所が動いた 太 造
別れようか 海 紅
あの虫の音を覚えていてね 綾 乃
澄みわたる湖 本 樹
雨が降り出した 宏 明
ゴム長靴が好きだった 勇 太
今日は欠勤 美 穂
あれは万国旗というんだ 聡 志
リレーは赤が勝ち 友 也
トトロの森へご招待 雅 樹
大統領はカボチャです 彩 乃
初当選です 美 南
胡蝶蘭の花を贈ろう 郁 恵
監獄の暖かいこと 志 乃
十年は長いよ 利 弘
餅を焦がしちゃった ゆうた
手袋の忘れものです 冴 生
片方では使えない 高 悠
病棟が青ざめている 幸 平
男の左耳にピアス 一 馬
フランス語はわかりません 健太郎
ノンシャラン… 久 美
車をぶつけたのです 智 春
運が向いてきました 幸 平
雪、雪、雪 小 暮
失恋が佇っています 海 紅
栞ははさまれたままです 郁 恵
百二十三頁 祐 子
参考文献がいっぱい 寿 美
三十七名の左手に花 亜沙子
俳諧ゼミの春はめでたい 翔 吾