巣立ち
2008年 07月 06日
乙鳥の巣立ちのこと。今朝目覚めた時刻には、お椀の半分のような巣に仲良く鳴いていた雛五羽が、三十分ほどの間に巣立ち、時々親乙鳥や血縁と思われる仲間と茅屋の周りを飛びまわっていた。
一方、人間であるボクには、朋友が遠方より訪ね来たので、雛つばめの頼りない飛びようを尻目に、友を伴って和紙の匠を訪い、高原の牧場に遊ぶ。帰宅すると、巣には一羽も戻っていない。昨日までの賑やかな景色が脳裏に浮かんで、淋しいことこの上ない。文月六日のことである。
2008年 07月 06日
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