『二松俳句』の魅力
2008年 07月 29日
二松俳句会は二松学舎関係者による俳句愛好者の機関である。だから俳句会の成果である学生や大学院生の俳句がたくさん掲載されている。そこに仲良く先掲の研究成果が並んでいる。このような雑誌、つまり実作と研究とが同居するものはめずらしい。そして懐しい。かつては多くの俳句雑誌がこうであったが、現在は実作と研究とがきれいに棲み分けてしまって、今では少数派と言えるのではないだろうか。少数派を堅持できる理由は、ひとえに矢羽さんの学識による。ここに伝わる古くて新しい鼓動をうらやむ。