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ことばが光を放つとき

 「わくわく題詠鳩の会」の会報では、巻頭に先人の名言を掲げて、句作の刺激にしてもらっている。三十五号で「詞にて心を詠まむとすると、心のままに詞のにほひゆくとは、変はれるところあるにこそ」(為兼・為兼卿和歌抄)という一節を示したところ、多少の反響があったので、この日誌にも保存することにした。京極為兼は、〈美しいことばに頼って感動を歌にしようとするのと、感動を詠むにつれて、ことばが美しい光を放つのとは、別である。ことばは感動によって光を放つ〉と説いているように思う。芭蕉の教えに似ている気がする。思えば出るよ、というボクのくちぐせにも似ているように思う。
by bashomeeting | 2008-07-31 12:08 | Comments(0)

芭蕉会議の谷地海紅(快一)のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。


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