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海紅山房日誌

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芭蕉会議、谷地海紅のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。

『曽良旅日記』の翻刻訂正◆俳諧講座始末

 小さな『おくのほそ道』研究会がある。相澤泰司・谷地快一の二名からなるゆえに、いつのころからか「二人会」という。やや淋しき名称である。
 さてそこで『校本芭蕉全集』第六巻を参看の折に、以下の通りの誤読を確認したので、備忘録として残す。○印が正しく、X 印が誤読である。

○ 玉よそふ墓のかさしや竹露 曽良(曽良旅日記影印P89ウ)
X…………暮………………  ……(校本芭蕉全集P271)

○しほらしき名や小松吹萩薄  翁(曽良旅日記影印P90オ)
X………………………荻…  …(校本芭蕉全集P271)
注・影印は「荻」とも読める。校本の誤読はその結果である。ただし、新編日本古典文学全集『松尾芭蕉集①』(小学館)では真蹟懐紙等を参照して「萩」とする。ちなみに『おくのほそ道』は「しほらしき名や小松吹萩すゝき」。

○ ケン住アン(曽良旅日記影印91オ)
X ………庵 (校本芭蕉全集P274)

○大坂立賣堀北かわ三丁め(曽良旅日記影印98ウ)
X…………………………目(校本芭蕉全集P275)
by bashomeeting | 2008-08-10 15:55 | Comments(0)

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