忘れ得ぬことば◆卜筮祭祀(ぼくぜいさいし)
2008年 09月 04日
良時吉日えらばしめ
天神地祇をあがめつつ
卜筮祭祀をつとめとす (親鸞『三帖和讃』)
附記:「わくわく題詠 鳩の会」の最近号兼題に「優曇華」があって、その解説に〈優曇は祥瑞(吉兆)の意の梵語〉と書いて、ふと連想から、この和讃を思い出した。親鸞の歎きは「悲しいことには、出家も在家もみなすべて、日時の吉凶善悪をえらぶ占いを信じたり、天地の神々を崇拝し、除災招福のまじない・祈祷にもっぱら励んでいる」(新潮日本古典集成『歎異抄・三帖和讃』)ということである。