即興:膝を抱いても(再録)
It is over in autumn by today.
When it holds my knee by myself,
it seems to be a tender lover. taigi
十一月六日(木)の三限。今日で秋は行き、明日は立冬という日のゼミで「行く秋や抱けば身に添ふ膝頭 太祇」をパロって詩の第一行目とし、二行目以降を一行ずつ連想して、以下のような連句もどきの遊びをした。先週で四年生の発表が終わり、三年生の発表に入る前の中入りだが、私にすれば、連句の魅力を知ってもらう試みでもある。今回は、結果としてできたものは共有作品というふうに考えて、各行の下にいちいち作者名を記さなかった。見た目がウルサイので…。
膝を抱いても
膝を抱いても淋しい
せめてお金があれば
温泉
日本酒でも飲んで
雪降り積もる下の家族
明日お嫁に行きます
月夜は馬車が出る
風に散り急ぐ桜一片
いえ、赤いランドセルですよ
参加者:山口真実・海保春花・佐々木かなえ・中原愛里・山本美南・海川なつき・海紅