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常世へ9―くらやみは隠れ家

Thank you Michiko san and Tuyukusa san.

 ひとつの闇がひろがっていきます。それはたしかなのです。でも、プレヴェールの詩「夜のパリ」ではないけれど、くらやみは思い出のためにはけっして不都合な時空ではない。 fade-out してゆくにつれて、こみあげてくるものも少なくない。その意味で、くらやみは懐かしい隠れ家です。ときどきそこに身を沈めて、時間をかけて思い出すことにいたします。

 ちなみに、前後してお母さんを失ったのは、親しい俳人の(ぼ)さんです。そのうち芭蕉会議に遊びに来てください、とお願いしてあります。

〔プレヴェール〕Jacques Prévert。1900年~ 1977年、七十七歳。フランスの人。詩人・作家・映画作家。シャンソン「枯葉」・映画『天井桟敷の人々』など。
〔夜のパリ〕プレヴェールの詩。小笠原豊樹訳で示す。
     夜のパリ
  三本のマッチ 一本ずつ擦る 夜のなか
  はじめはきみの顔をいちどきに見るため
  つぎのはきみの目をみるため
  最後のはきみのくちびるを見るため
  残りのくらやみは今のすべてを想い出すため
  きみを抱きしめながら
by bashomeeting | 2009-03-26 10:49 | Comments(0)

芭蕉会議、谷地海紅のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。


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