よき母のよき娘を得たるすがたかな
2009年 04月 20日
十八のつもりの母と早春賦 文子
〔早春賦〕大正二年(一九一三)、『新作唱歌第三集』に発表された唱歌。唱歌は明治初期から学校教育用に作られた童謡で、旧制の小学校では教科のひとつでもあった。昭和十六年(一九四一)、小学校が国民学校(初等科六年、高等科二年)と改称された年に音楽と改称された。
早春賦 吉丸一昌作詞/中田章作曲
春は名のみの風の寒さや
谷のうぐひす歌は思へど
時にあらずと声もたてず
時にあらずと声もたてず
氷解けさり 葦はつのぐむ
さては時ぞと思ふ あやにく
今日も昨日も雪の空
今日も昨日も雪の空
春と聞かねば知らでありしを
聞けばせかるる胸の思ひを
いかにせよとのこのころか
いかにせよとのこのころか
