2007年 02月 09日
古語か現代語か
2007年 02月 06日
雲という存在
雲
丘の上で
としよりと
こどもと
うつとりと雲を
ながめてゐる
おなじく
おうい雲よ
ゆうゆうと
馬鹿にのんきさうぢやないか
どこまでゆくんだ
ずつと磐城平の方までゆくんか
山村暮鳥のこの静けさは浄土だ。こんな美しい時間はどこにでもあるようで、実は一度も出逢ったことのない景色だ。八木重吉もそうだが、彼らの世界は研究などという賢しらを拒む〈存在〉そのものと言ってよい。居てくれればよい、在ってくれればそれでよい。
2007年 02月 06日