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姿情を求めて1◆題詠

 五月末締め切りの「わくわく題詠鳩の会」兼題は金魚と螢袋(釣鐘草)です(芭蕉会議サイト参照)。この二題を材料に、まず題詠について書いておきます。
 題詠は文字通り、出題された「題目を」主題として表現する、または「題目で」○○を表現することです。後者の場合は○○が主題になります。

A雨晴れてちりぢりにある金魚かな  高野素十
B貧乏を映して久し金魚玉      吉原朱雀
C思ひきりふくらむ螢袋かな     安田蚊杖
D流人墓ほたるぶくろは白ばかり   神蔵 器  

 A・Cは「題目を」詠んだもの、B・Dは「題目で」詠んだものです。しかし、そのどちらも天然(自然)の変(出来事)と誠実に向き合っている点で共通しています。試みにB・Dの主題はなにか考えてみましょう。

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by bashomeeting | 2016-04-26 04:39 | Comments(0)

 身体の中で坐骨神経痛がわがもの顔に振る舞い初めて九ヶ月になる。これがために仕事は滞り、不義理を重ねて、合わせる顔がない人もいる。痛みは他人に届かないから、いきおい社会との交流も減り、避けがたい仕事では虚勢を張ってときどき後悔する。
 仲春にT君からメールが来て「海紅山房日誌が元旦のままなので、少し心配していた」とある。先便に対するボクの返信に「痛みの推移」「整形外科の限界」などと書いたりしたものだから心配をかけたらしい。
 三月某日、「桜には一週間ほど早いけれど」と言ってT君が来山、ひさしぶりに四五時間話し込んだ。そして、ボクの痛みの経緯を聞いたT君の診断は「……そんなに重い症状とは想像しなかった」「……しかしセンセイは幸運です。世間の多くは確証のない施療に二年も三年も費やして、それでも頼れるものに出合えていない。いま聞いた話を書き残して、痛みで困っている人の参考にしてもらうべきだ」というものだった。サプリメントの専門家らしい強い口調だった。
 海紅山房日誌は、著名人の自己主張やタレントの自己顕示欲とは無縁で、事実の公表を目的にしていないけれど、時間をみつけて再開しようかと思った。「坐骨庵日記1◆星に祈りを」(2015年 10月 23日)の名を「坐骨神経痛観察」と修正して、以後気ままに綴ることにする。

   ひととせを蜷の道とも顧みし      海 紅

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by bashomeeting | 2016-04-25 07:30 | Comments(0)