人気ブログランキング |

海紅山房日誌

kaicoh.exblog.jp

芭蕉会議、谷地海紅のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。

<   2017年 02月 ( 3 )   > この月の画像一覧

この人の一句◆岩津必枝句集『十日戎』文學の森刊

初鏡耳順うべなふ目鼻かな
鉋屑くるりくるりと春の風
子が押せば父のぶらんこ動き出す
ガリバーのやうな靴あといぬふぐり
緞帳の下りてうつし世春惜しむ

▶▶岩津必枝句集『十日戎』。「必枝」はサダエ。藤木倶子序。吉田千嘉子跋。作者自身による「あとがき」を添える。作者は小林康治について俳句を学び、師の没後は藤木倶子主宰『たかんな』創刊同人。文學の森、平成29年3月刊。女性俳人精華100、第7期第6巻。
□***************************************□

by bashomeeting | 2017-02-27 16:39 | Comments(0)
一と晩の汚れにあらず恋の猫
惜春やとりて冷たきイヤリング
母の背にたゝけば甘き天瓜粉
羅を着て男にはなき度胸
明日刈る蕎麦の畠の十三夜
秋冷の朝を抱き合ふ道祖神
もう話すことなどなくて息白し
○△□の田楽炉火愉し

▶▶大河内冬華句集『古雛』』。「序に代えて」として岸本尚毅が推薦文を寄せる。塚田采花跋。作者自身による「あとがき」を添える。作者は村松紅花 について俳句を始め、俳誌『雪』(紅花選)に投句、その後一時俳句を離れるが、岸本尚毅の選を仰いで句作再開。現在村松紅花発刊の『葛』に拠る。紅花永逝(平成21年〈2009〉3月16日)後の『葛』は山元土十・小林敏朗の2名選者制。海紅と師を同じく、初心の時代を同じくする旧知ゆえ、作風も等しく、障りなく読了。ふらんす堂、平成29年3月刊。


by bashomeeting | 2017-02-25 08:15 | Comments(0)
 ゆたんぽの湯の沸くまでのひとりかな

▶▶本書は著者の第2句集で、平成二十九年二月十七日日発行(奥付)。作者は平井照敏氏について俳句を学び、師の没後は鈴木章和主宰の『翡翠』に拠る。ここには、とりいそぎ当季の句群から心に叶ったものを一句紹介。「その間、子供たちは巣立ち、新しい命を迎えると共に、義父母、父母の老いが深まりました」(あとがき)という一節に反応したからである。

□***************************************□
by bashomeeting | 2017-02-02 03:45 | Comments(0)

芭蕉会議、谷地海紅のブログです。但し思索のみちすじを求めるために書き綴られるものであり、必ずしも事実の記録や公表を目的としたものではありません。


by bashomeeting